2021年5月10日
経団連の中西会長が来月1日の定時総会をもって辞任する意向であることがわかりました。 リンパ腫が再発し去年7月から入院治療を進めながら、 オンラインで政府の会議に参加したり記者会見を開いたりしてきましたが、 退院時期が見通せず、辞任することを決めたということです。 中西氏は75歳、日立製作所の会長を務める一方で、2018年に経団連会長に就任、 DⅩ=デジタル・トランス・フォーメーションによる デジタル化の推進やデータの利活用を政府と連携して強力に推進したほか、 経団連が決定してきた就職活動に関する指針いわゆる「就活ルール」の撤廃のほか、 メンバーシップ型やジョブ型を組み合わせた雇用システムを提案するなど 日本の雇用システムのあり方に一石を投じました。 後任には、住友化学の十倉雅和会長が就任することが固まり、経団連は午後発表する方針です。