2019年12月25日
カジノを含む、IR=統合型リゾート事業への参入を目指していた中国企業側から、現金数百万円を不正に受け取った疑いが強まり、東京地検特捜部は収賄の疑いで自民党の秋元司衆院議員の逮捕状を取りました。 近く逮捕するとみられます。秋元議員を巡っては、中国企業の「顧問」として活動していた男性らが海外から現金数百万円を不正に持ち込んだ外為法違反容疑の関連で、特捜部がすでに秋元議員の事務所捜索し、本人からも任意で事情を聴いていました。 秋元議員は、内閣府でIR担当の副大臣だったおととし12月、この中国企業の本社を訪れ、経営トップと面会するなどしていました。 秋元議員は昨夜、テレビ東京の単独取材に応じ中国企業側からの金品の受け取りを否定した上で「便宜を図ったことはない」と疑惑を否定しました。 Q:IR誘致を巡って、便宜を図ったり、口利きしたこと、また金銭を受け取ったことはありますか、ありませんか? 秋元議員「まだ私が在任中は、法律が出来上がっていませんから、便宜を働く余地もないし、便宜を働いたことは一切ありません。 Q:(関係者から)お金は受け取っていない? 秋元議員「受け取ってません!!一切」 東京地検特捜部は、押収した資料を分析するなどした結果、不正に持ち込まれた現金が秋元議員側に渡った疑いが強まったとして、収賄の疑いで秋元議員の逮捕状を取りました。 近く贈賄側も含め逮捕するとみられます。中国企業を巡る外為法違反事件は、政界の汚職事件へと発展することになります。