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東芝・車谷社長が辞任 出身ファンドから買収提案で


外資系ファンドから買収提案を受けた東芝で、車谷暢昭社長がこのファンド出身だとして社内から批判などが出て辞任に追い込まれる事態となりました。  (経済部・橋岡可絵記者報告)  東芝本社で行われていた臨時取締役会は終了し、車谷社長が辞任して元社長の綱川会長が再び社長を兼務する人事が発表されました。  突然の辞任の引き金となったのは、先週のイギリスの投資ファンドによる買収提案です。  このファンドは車谷社長が日本法人の代表を務めていました。このため、買収提案は特に車谷社長に対して圧力を強めていた大株主の別の外資系ファンド、いわゆる「もの言う株主」から車谷社長自身を守るための策だったのではという見方が浮上していました。  さらに、東芝社内では買収後のリストラや事業の切り売りなどへの懸念も強まっていました。取締役からも車谷社長に対して「保身に走っている」などの批判も出て、取締役会では解任動議を出すことも模索されました。  東芝は14日午後0時半ごろから綱川新社長らが会見を開く予定ですが、車谷社長は出席しないということです。

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