2021年3月18日
東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて再び混乱です。東京大会の開閉会式の演出を統括する佐々木宏氏が女性タレントを侮辱する演出を提案していたことを認め、辞任しました。 「容姿に対して侮辱するような発言というものは、絶対にあってはならないというふうに思っております。組織委がジェンダー平等推進を重要施策として掲げている以上、辞意を受けいれることといたしました」(大会組織委員会 橋本会長) 東京大会の開閉会式における演出の統括役、クリエーティブディレクターを務めていた佐々木宏氏(66)をめぐっては、女性タレントの容姿をブタに見立てた演出案を提案していたと「文春オンライン」が報じました。佐々木氏は18日未明に謝罪文を公表し、「調子に乗って出したアイデア」と認め、辞任の意向を示していました。 「なんでこういう発言になるのかと。ことの経緯からして(辞任は)当然のことと思います」(丸川珠代五輪相) 「一言で言って大変恥ずかしいです。改めてのリスタートを早急に進めるということだと思います」(小池百合子都知事) 橋本会長は佐々木氏の辞意を受け入れる考えを示したうえで、今後、意識改革に取り組み、男性陣が大半を占める演出チームについては、女性のバランスを考えた体制にしていくことを明らかにしました。一方で、「一から演出を作り上げるのは非常に困難」として、佐々木氏のもとで作ったものをベースにしていく考えを示しました。(18日15:16)