2020年8月5日
中東レバノンの首都ベイルートの港湾地区で4日、大規模な爆発が起きた。当局によると70人以上が死亡、4000人以上が負傷した。 爆発の原因は今のところ特定されていない。しかし、ミシェル・アウン大統領は、2750トンの硝酸アンモニウムが6年間、危険な状態で保管されていたのは「受け入れられない」とツイートした。 今回の爆発は、レバノンが経済危機に直面している中で起きた。また、7日にラフィク・ハリリ元首相暗殺事件(2005年)の判決公判が予定されていることからも緊張が高まっていた。 生存者の中には、イスラエルから爆撃を受けていた頃や、自動車爆弾を使用した事件が多発していた頃を思い出し、動揺したと話す人もいた。