top of page

イタリア連立崩壊 首相辞任


イタリアの連立政権の一角をなす右派政党が内閣不信任案を提出したことを受けてコンテ首相は20日、これ以上の政権維持は困難だと判断し、辞任しました。コンテ首相は議会上院での演説で内閣不信任案を提出した極右政党「同盟」を率いるサルビーニ副首相を「個人と党の利益しか考えておらず無責任だ」と非難しました。その上で連立政権は崩壊したとして辞意を表明しました。マッタレッラ大統領がコンテ氏の辞表を受理し、21日から各党と新たな政権樹立に向けた協議が始まる見込みです。ここで議会の過半数を維持できる連立政権が樹立できない場合、早ければ10月にも総選挙を実施する可能性があると見られています。イタリアでは去年6月に極右「同盟」と左派「五つ星運動」による連立政権が発足しましたが、主導権争いや国内景気の浮揚を狙ったインフラ投資などの政策方針で激しく対立していました。

bottom of page